ステンドグラスは外部からの光によってガラスの模様を美しく見せる効果があります。

【ステンドグラス】キリスト教の教会や多くの施設に使用されるガラス工芸

ステンドグラス

スタンドグラス

 

ステンドグラスは着色ガラスの小片を複数結合させて絵や模様を表現したガラスです。
キリスト教の教会の窓で使われていることが有名で、外部からの光によってガラスの模様を美しく見せる効果があります。
国内でも大きな施設で使われることが多く、国内最大級のステンドグラスは国会議事堂にあります。
ステンドグラスの歴史は西暦500年頃の古代からあるとされ、歴史のあるものから、近代のものまで幅広い種類があります。

 

 

ステンドグラスの歴史

ステンドグラスの起源は諸説ありますが、もっとも古いステンドグラスを使った跡は、500年前後に完成したイスタンブールの寺院です。6世紀にイタリアのラベンナのビターレ教会では,ステンドグラスの原型になったと思われるものが使われています。
ガラスはもともと半透明で材料の不純物によって色が付いたり、着色料を使った製造など色付きのガラスは透明ガラスよりも歴史が古いです。
色付きガラスを組み合わせて模様を描く発想はシンプルなもので、特定の場所から世界中に広がったのではなく、世界各地で独自にステンドグラスの原型になる作品が古代から作られていました。

 

破片の形で残る最も古いステンドグラスは、フランク王国のカール大帝のロルシュ修道院(ドイツ)です。ヨーロッパの中でもドイツがステンドグラスの製作に積極的で、ドイツからフランスにその技術が伝わったと言われています。
最古の完全な遺例は 12世紀初頭の製作といわれるアウグスブルク聖堂(ドイツ)のものです。
以降は12世紀頃からステンドグラスが南ヨーロッパを中心に大流行しますが、14世紀のルネサンス以降は進呈せずに停滞します。
19世紀のロマン主義になって、新たな技法が伝わり、再びステンドガラスが流行していきます。

ヨーロッパのガラス工芸

 

日本では明治時代前半から輸入されたステンドガラスが流通し、明治後半より国内でも製造されるようになりました。強度を高めるために鉛線の全面をハンダで覆い接合する全面ハンダ技法は日本で生み出されました。

 

 

DIYで人気

ステンドグラスの作り方は複数ありますが、小片を貼り合わせる技法は個人がDIYで簡単に作れます。作り方は色付きのガラス小片を任意の形にして、100円均一などで売っている銅テープで淵を囲みます。
あとは、ベースにするものに貼っていき、小片の銅テープ同士を半田でくっつけていけばOKです。

原料になる色付きガラス(塗って作るケースもあり)と半田ゴテさえあれば、あとは100円均一で材料を買って簡単に手作りできます。

 

窓の一部をステンドガラスにしてオシャレな空間を作ったり、スタンドライトのまわりをステンドガラスで固定したり、窓際に掛けるタイプの置物が人気です。
中級者以上になると玄関の採光用モザイクガラスなど、開け閉めせずに採光目的で付いている窓をステンドグラスでアレンジしています。
家の中をオシャレにできることや、最低限の採光を確保できることから一般家庭での需要もあり、ステンドグラス専門のリフォーム業者もあります。
小物よりも建物の窓ガラスそのものをステンドガラスに変えてしまう需要が高く、宗教に関係なく幅広い方から愛されているガラス工芸です。

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