内絵ガラスビンは絵がガラス越しに見えるので幻想的な雰囲気を醸し出しています。

美しい装飾の鼻煙壺をもつことは当時の人たちのステータスだった!

知る人ぞ知る中国ガラス工芸「鼻煙壺」

2つ並べてある鼻煙壺

ガラス工芸品には幅広いカテゴリーがありますが、その中でも一部のガラスマニアから高い評価を得ているのが鼻煙壺です。
ここでは鼻煙壺の特徴と魅力について詳しく紹介いたします。

 

鼻煙壺とは

鼻煙壺(びえんこ)は、嗅ぎ煙草を入れておくための容器で、「スナッフボトル」とも呼ばれています。
嗅ぎ煙草は火を付けず、煙ではなく直接その香りを楽しむ煙草のことで、数ある煙草の中でももっとも古い歴史があり、中国「清1644-1912年)」の時代に流行しました。
現在は趣向品としての需要がほぼなくなり、アンティーク雑貨として当時の工芸品が高値で取引されています。

 

鼻煙壺は友人同士の交流ツールとして、お互いに好みの嗅ぎ煙草を入れた鼻煙壺を交換して鑑賞し合う文化がありました。
現在もモンゴルやチベットの一部の地域では、こうした交流ツールとして鼻煙壺が使われています。

 

 

鼻煙壷の種類

アロマと白い花

煙草葉には、香りを楽しむ特性から大きさ・形状・素材など幅広い種類があり、時代によって流行したスタイルが異なります。
素材については、ガラスのほかに金・銀・玉・陶器・象牙・瑪瑙(めのう)などがあり、上品な趣向品の嗅ぎ煙草の特性上、見た目にもこだわった華やかなデザインのものが多いです。

 

当時から装飾にこだわった鼻煙壺が多いことから鑑賞品としての需要が高く、皇帝が使用した超豪華なものもあれば、庶民でも手軽に買えるものがあります。

 

 

内絵ガラスビンの鼻煙壷が人気

アンティーク雑貨の鼻煙壷で人気を集めているのが内絵ガラスビンの鼻煙壷です。
内絵ガラスとは中国特有の伝統工芸で、いたちの毛で作った極細毛筆使い、形ができあがったガラスの内側から絵を施します。

 

絵が内側にあるため、外傷などで絵が傷つきにくいことに加え、絵がガラス越しに見えることで幻想的な雰囲気を演出しています。
内絵ガラスの工芸品は多数ありますが、その中でも鼻煙壷は内絵ガラスの代表的な存在です。
「鼻煙壷のガラス工芸品=内絵ガラス」だと言えばイメージしやすいでしょう。

 

 

以外に安い内絵ガラスの鼻煙壷

内絵ガラスの鼻煙壷の大半は手書きになっていますが、趣味の延長で制作している方も多く、安いタイプでは2,000~3,000円前後で流通しています。
本格的なタイプの値段は2~5万円で、清の時代に使われていたアンティークものでも、皇帝が使用するなど特別なタイプでなければ数万円程度で買えます。

 

他のガラス工芸品とは一味違う魅力をもち、なおかつただ見るだけのインテリアではなく、芳香剤を入れるなど実用的な使い方をできると評判です。

雑貨として活用する場合、内絵ガラスは固い物を入れた時の耐性が弱いことを忘れないようにしてください。

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