ドイツのガラス街道では一流のガラス職人が世界最高品質のガラスを作っています。

古くから世界を牽引してきたヨーロッパのガラス工芸まとめ

ヨーロッパのガラス工芸

ヨーロッパの風景

 

ガラスの古い歴史を見ていくと、ガラスの発祥はメソポタミアで、その後にエジプトを経由して伝わったものの、中世以降にガラスの発展で世界を牽引してきたのはヨーロッパです。
ヨーロッパの教会では綺麗なステンドガラスが代名詞になっているように、ヨーロッパのガラス工芸は盛んで、幅広い種類があります。
伝統ガラスを見にヨーロッパを回る人がいるなど、世界中から根強いファンやコレクターがいます。
ヨーロッパのガラス工芸に関する情報をまとめました。

 

ドイツにあるガラス街道

ドイツのバイエルン東部には、ガラス工房が密集したガラス街道と呼ばれる通りがあります。昔からの製法を守り続ける一流のガラス職人が集まっいて、工芸ガラス、ガラス製品、板ガラス、花瓶、トロフィー、オブジェなど世界最高品質の様々なガラスが生産されています。
近年は休暇や行楽で訪れる人が増えていて、ショールームや工房で原料、仕上げ、研磨など、ガラス製品が出来上がるまでの工程を見学できる観光地として栄えています。
ガラスツアーも多数用意されているほどで、世界中からガラスマニアの人や、美術品や伝統工芸を愛する人が訪れています。
世界のガラス工芸の中心はドイツのガラス街道にあると言っても過言ではありません。

 

 

ガラス細工職人が集まるムラーノ島

ヨーロッパのなかでも世界から人気の高いガラス工芸がイタリア北部のヴェネチアングラスです。ムラーノ島は水の都ヴェネチアの本島から水上バスで10分ほど移動したところにある小さな島で、ヴェネチアングラスの工房が集中しています。

この歴史が非常に特徴的で、13世紀中世のヴェネチア共和国は貿易が活発で、ヴェネチアングラスは現地の原料でないと作れないもので、材料や技術が海外に流出することを懸念していました。そこでヴェネチア共和国政府はガラス職人だけでなく、家族、販売者をムラーノ島へ強制的に移住させました。

技術流出だけではなく、火災のリスクを軽減するためとも言われています。
娯楽のない小さな島に強制移住させられた職人達でしたが、小さい島で職人が集中したことで、切磋琢磨して全体の技術がさらに高まったと言われています。
現在も多くのガラス工房が残っていて、多くの職人はガラス工房内や作業の様子を見学させてくれます。
現地では安く買えるお土産も豊富で歴史を感じる街並みとゆったり時間の流れる落ち着いた雰囲気が魅力です。ヴェネチア旅行からガラスに興味のない人がムラーノ島に訪れるケースも多いです。

 

 

ガラス美術館ミューズヴェール

2016年にフランス北部でベルギーの国境から近いサール・ポトゥリという村にガラス美術館のMusVerre(ミューズヴェール)がオープンしました。
ガラス工芸で世界をリードしてきたヨーロッパの歴史あるガラス品が多数展示されています。
1801~1937年にかけての工芸ガラスを展示するフロアと近代ガラスの展示フロアに分かれていて、規模は大きくないですし、価値の高い伝統品も少ないですが、ガラスの雰囲気や魅力を感じられる落ち着いた空間になっていると評判です。
まだオープンしてまもないですが、世界からガラス好きの人が訪れていて、新たなガラスの聖地になることを期待されています。

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